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月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム10月号 ■
「いい音楽といい料理。ぜひ、人生の至福を楽しむ秋に!」

一年で一番過ごしやすい秋がやってきました。芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋…秋は楽しいことがいっぱいです。私は、料理人であると同時に、一応、ジャズ歌手としても活動を続けてきました。およそ半世紀。今回は秋にちなんで、ジャズと料理の関係について思うことを。

親の横で料理を学び始めて、63年。好きでジャズを歌い始めて、53年。もうどちらも半世紀以上に亘り取り組んできたことになります。おかげさまで、どちらもみなさまに受け入れられて、充実した日々を過ごしています。

長年、ジャズと料理に関わってきたことから、両者には共通点が多いことに気づきました。料理も材料から、目指す一品まで、その過程が大切であることに変わりはありませんが、人それぞれ、その過程が異なります。ここが腕の見せ所なのです。

同じ豚肉を使って酢豚を作るにしても、十人十色。音楽も同じです。ジャズの場合、先達の残した楽譜という材料があって、それをいかに料理して演奏するか、歌い上げるのか。ここに課題があります。

そして、ジャズの場合は、その場の空気を反映して、アドリブ(即興演奏)をするのと同じように、料理もお客さまの顔色で微妙な味付けが変わります。
大きく逸脱することはないにしても、いかにして、お客さまに喜んでいただけるか。さらに、その喜んでいただいた笑顔がなによりの褒美、報酬となります。

自由にやればいい…というわけにはいきません。基本がなによりも大切。これも料理と音楽に共通するポイントです。セオリーを逸脱するのはいけません。その中で、創意工夫、自分なりのアイデアを盛り込むのか。ここが楽しく、難しいのです。

また、基礎を怠らないということも同じ。音楽は一日休むと自分が気づき、三日休むと師匠に気づかれ、一週間怠ると、客にわかると言われます。料理も日々の研鑽がなによりも重要です。ひとつひとつの食材を見極める目、それらを丁寧に活かしていく技…同じなのです。

生意気なことを言えば、ジャズも料理も最後は、人間性だと最近思うようになりました。どうしたら喜んでいただけるのか。自己満足ではいけません。その人の、相手を思う心。これが切り札なのです。

俺はいい声だとか、うまいんだという奢りが一番いけませんね。そうならないように、毎日、コツコツと努力するほかありません。地味な練習、地味な研鑽。半世紀を超えて、心に刻むところです。

ちなみに、私の大好きな曲は「ホワイトクリスマス」「故郷の南」「時の過ぎゆくままに」。歌手で尊敬するのは、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、フランク永井、マーサ三宅さん。もし、機会があれば、一度お聞きください。どの歌手も心打たれる歌声です。

いい音楽といい料理。ぜひ、人生の至福を楽しむ秋に!



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