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月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム2月号 ■
「四国に取材旅行」

四国に取材旅行に行きました。各地で奮闘する若い農家の現状を知るためです。ご承知のように、現在、日本には中国をはじめとして世界から割安の農作物が輸入されています。そうした外国産に、どう対抗するのか。これはいま日本の農家が抱える大問題です。そのひとつの答えが、ここ四国にありました。今回はそのレポートです。

今回の取材旅行でおじゃましたのは四国の徳島と松山。数カ所を巡りましたが、なかでも印象に残ったのが、徳島のいちご農家でした。「ゆめいちご」ファームスといいます。こちらで生産されるいちごは、なんとピンポン球の大きさ20粒で9000円。0が多すぎるわけではありません。九千円。超高級ないちごです。

ご存じのように空輸や冷凍技術の発達によって、生鮮食料、農作物なども海外からどんどん入ってくるようになりました。人件費が安いから、市場に出回る価格も低い。まともに競争しては、日本の農家は成り立たない。それが現状です。

その現状を打破するために、このゆめいちごでは、あくまでも高品質にこだわりました。高設栽培という独自の生産方法を編み出したのです。水、室温、日照時間などを、「全自動自由喚起全天候型ハウス」でコントロール。普通の露地ものだと、一株で1年に1回しかいちごは採れませんが、ここは4回も収穫できる。効率がいいのです。ただし、生産の期間は11月から3月まで。

そして、なによりも、そうした調整によって、一番いちごのおいしさの引き立つ糖度の11から13度に仕上げます。この糖度だと、酸味と甘みのバランスがほどよいのです。

30代の若い方3人が集まって、ほんとうに熱心に、このいちごを育てています。もう必死なのです。こうでもしないと生き残れないという危機感が、この超高級品を生み出しているのです。設備投資をふくめて、まさに大冒険。のるかそるかに賭けていらっしゃいます。その熱い思いには頭が下がるばかりでした。

いちごそのものは、各都道府県がそれぞれ特産品とするために精力を注いでいる食材です。福岡の「とよのかいちご」などは10年ほど前からブランドとして存在感を表しています。そうした激戦区に、否が応でも入り込まないことには、日本の農家の明日はない…そして、高品質こそが、二極化された食の世界をサバイバル戦術なのだと、改めて確信しました。心からエールを送るばかりです。

ちなみに、大阪の池田にある高級果物店「くだもんや」(池田市栄町7-10・0727-51-4108)では、この「ゆめいちご」をはじめ、同じような高品質のくだものを取りそろえているそうです。

「くだもんや」 http://www.kudamonya.com/



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