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月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム9月号 ■
「お弁当作りのコツ」

猛暑の夏も去って、秋の行楽シーズンが目の前です。行楽の楽しみのひとつと言えば、手作りのお弁当。最近はできあいのものですます方も少なくないようですが、やはり、お弁当は親と子の大事なコミュニケーション。ぜひとも愛情いっぱいのお弁当で楽しいひとときを。今回はお弁当作りのコツなどをご紹介します。

一説には人間の味覚は3歳までに完成されると言われます。実際には10歳まで味を感じる味蕾が増えるようですが、いずれにしても比較的小さな頃に味覚ができあがることは間違いないようです。

子供に食の選択の自由はありませんから、味覚は親次第ということになります。そして、何よりも重要なのは、食は大きなコミュニケーションの機会なのです。たとえば、「うちの子はピーマンを食べてくれません」などとおっしゃる方がいます。これは大きな間違い。「くれません」とへりくだる必要はないのです。言葉のレベルから食の教育を考えるべきです。

また、家でジュースをほしがる子供が「ママ。ジュース」という場合がありますが、これもよくないと思います。確かに意味は伝わりますが、ちゃんと「ママ。ジュースが飲みたい」と言わせる方がいいと私は思います。そうしたときに、「何、それは?」と聞き返して、子供の自己表現力を養うこと。言葉は大切ですし、いまの日本の人に欠けているものかもしれません。コミュニケーションの基本ができていないままに大人になってしまうから。

お弁当は、そうしたコミュニケーションの意味合いからも見逃すことはできません。肉・魚・卵などの動物性タンパク質に、三倍の野菜を入れて、バランスを取ること。これが肥満の防止に役立ちます。もちろん健康を維持するためにも。

そして、何度もお話ししていますが、色取りを考えてください。いつも私は交通信号機に例えています。赤、緑、黄、そして、茶色。この四色をお弁当の上で繰り広げるといいと思います。

お弁当は、できあがったらしばらく置いて、あら熱を取ってからパッキングすること。近頃、カットされた野菜などがでまわっていますね。それらは、解凍せずに、凍ったままお弁当に入れると、いいでしょう。食中毒の予防、食材の保存に役立ちます。ほうれん草、ブロッコリーなどはこうしたものを活用するのが一番。そして、マヨネーズ、三杯酢などの調味料は別に添えること。お弁当の中でそれらが混ざって、べとべとするのを子供たちは嫌がりますから。このあたりはポイントです。

そして、食材の鮮度の問題よりも食中毒は、手の傷や、風邪を引いていること、まな板、包丁の汚れなどが大きな要因になります。また、子供たちの大好きな焼きおにぎりも要注意。しっかりと火が通っていないと、逆に雑菌が繁殖する可能性があります。梅干しを添えるのは殺菌作用の点からもおすすめですよ。ほかに防腐作用のあるものは、竹の皮、バラン、シソの葉など。

そして、もうひとつのアイディアは、お弁当箱に一工夫。わさび漬けの入っていた木の箱やお菓子の入れ物、籐の籠など、食品のお土産に使われていたものを活用すると、目先が変わって大変よろこばれます。

こんな風に楽しいお弁当はきっと家族の絆を深める大切なもの。ぜひ、愛情いっぱいで作ってあげてくださいね。では、また来月。



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