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月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム8月号 ■
「食の現状」

古来、中国では「食が乱れると、家が乱れる、家が乱れると、国が乱れる」と言いました。いまの日本の食生活が乱れていることは、いまさら力説するまでもありません。今回は、医食同源の原点に返って、食の現状について考えてみます。

何度かこのコラムでも書いているとおり、私は、神様が人間に与えたものから「食のあり方」を考えています。人間の前歯は切歯といわれる草食動物由来のものが8本。犬歯といわれる肉食動物からのものが4本。これは人間が本来摂るべき食物の種類を指し示していると思っています。

植物を8,動物を4の割合。つまり野菜2に対して肉1の割合で食べるように人間の体はできているのだと。そう考えると野菜不足は否めません。牛、馬などは草食動物で、犬、猫は肉食が基本。人間は持って生まれて雑食です。

また、自然の摂理を無視して、元来草食の牛に、成長が早いからと言って、同じ牛の骨粉を食べさせるのは、その摂理に反すると思っています。摂理に反すれば、自ずと間違いが起こる。狂牛病騒ぎの原点はここだと思っています。

そして、人間が何を食すべきか。これは本来、神の領域だとも。ところが最近は、経済の投資の原理も働いて、とうもろこし、さとうきび、大豆といった食物を代替エネルギーに組み替えることまでになっています。果たして、これは、いいことなのか?! ほんとうに正しいのか!? 

大いに疑問です。神様から与えられたことと大きく異なる、この人間の営みがやがて大きな危機をもたらすのではないか。ことの真偽や正誤は、歴史の判断にゆだねるほかありませんが、少なくとも、それは自然の摂理に反することだけは、力説しておきたいと思います。

ほかにも遺伝子組み換えなどによって、よりおいしいもの、より強い品種が生み出されています。これも人間のおごりではないか…と。人間がふれてはいけない領域もある。そう考えます。

そして、実際の食生活の場面においては、疑わしいものは口にしない。また極力、疑わしいものを後世や子孫に残したくない。これが私の食の原点です。日本人に限って言えば、元来、野菜と魚によって生きてきた人種です。食の西欧化で肉食が増え、野菜不足が生活習慣病を招き、さらにインスタント食品やコンビニものが増加するのを見ても、このままでいいのかという疑問は日ごとに大きくなるばかり。

もちろん、時代に応じた食生活を営むことは大切です。昔ながらに執着するのも、これまた愚かでしょう。が、戦後半世紀ばかりでの変化の性急さは、どこかで歪みを産み落とします。

古来、中国では「食が乱れると、家が乱れる、家が乱れると、国が乱れる」といわれてきました。それに従えば、いまの日本の食が、キレる若者を生み、人心が荒廃する原因になっているとしか、私には思えないのですが、みなさんはいかがでしょうか?

ご意見などをお寄せいただけると幸いです。では、また来月。



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