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月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム2月号 ■
「食事で解消、うつ病のための薬膳・おかゆ」

 どこの職場でもどこの学校でも、うつ病の方が増えています。本当に現代病と言っていいかと思います。生きる元気がない。食欲も睡眠欲もない。食事でなんとか解消できないか。そんな相談がよく持ち込まれるようになりました。今回は、うつ病のための薬膳・おかゆです。おかゆは長寿の秘訣です。

 そもそも生きることは、食べること。心身の健康は食事から始まる。これは薬膳ならずとも、基本だと思います。そして、人は、本来、食材の持つ“気”をいただくもの。ところがその基本がこのところ崩れてきています。うつ病が増えているのも、それが原因ではないかと私は考えています。そこで薬膳流の考え方をご紹介しましょう。

 食材の“気”は、輸送されている間にも衰えます。だから「地産地消」がいい。その地で作られたものをいただく。昔の人は、一里四方で捕れたものだけを口にすると健康になれるといいました。どれほど冷凍の流通機構が発達しても、やはり“気”のことを考慮すると、できるかぎり近いところの食材を食べるのがいいでしょう。

 たとえば、前にもお話ししましたが、あわびを大根と一緒に煮込む料理の場合、やはりあわびの獲れたところに近い大根の方が相性がいいのです。これは私だけでなく、いろいろの料理人が報告しています。これがひとつの証拠かもしれません。

 また、普段の暮らしのなかでファーストフードやコンビニものが増えているのも、少し考えもの。これらは“気”の観点から見ると、あまりお勧めできません。さらに、サプリメントで栄養の補助をされる方も増加していますが、私自身はサプリメントに頼るよりも、まず日頃の食事をしっかりと取ることの方が重要だと考えています。

 しなびた野菜よりもしゃきしゃきとした旬の食材を。レシピに縛られることなく、臨機応変に新鮮な気をいただきましょう。そして、食欲が進まない方には、 生姜湯を。おろし生姜に砂糖、おろし葛、片栗粉を入れて。また、おかゆもいいでしょう。

 おかゆは日本流ならば白いまま。中国流は、具がたくさん入ります。チキンブイヨンで出汁を取り、塩で味を調え、好みで豚肉、ソーセージ、ベーコンなどを炊き込みます。ちょっと、リッチにするなら、刺身を薄造りにしていれるのもいいでしょう。この場合はさっとゆがく程度。野菜は緑色のものを。2月なら小松菜、春菊、ほうれん草などをみじん切りにして。みじん切りにすると、びっくりするくらいカサが減るので、たくさんいただけます。ごはんと同量くらい。見た目もきれいな、薄い緑色の薬膳おかゆができあがりますよ。

 古代中国の薬膳の研究者が、山奥の仙人に長寿の秘訣を聞いたとき、百歳を越える仙人はひとこと、毎日おかゆを食べていると話したそうです。健康あっての人生、健康あっての心の平穏。イライラしたり、気がふさいだりしたら、まず、おかゆを召し上がってみませんか? 心豊かになるはずですよ。



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