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月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム12月号 ■
「食の信頼が大きく揺らいだ一年でした」

食の信頼が大きく揺らいだ一年でした。健康に直接かかわる問題で、超有名ブランドまでが信じられないようなことを繰り返していたのは衝撃であると同時に、改めて、いまの時代の食について考えさせられるきっかけでした。そんなこんなのお話を。

大手や有名ブランドさえも信じられない。いったい消費者は、どうすればいいのか。このところ、そうした質問を投げかけられることが多くなりました。もうけ主義で偽装したのは論外としても、まだまだほかにも不正が横行しているのではないかという疑念は深まる一方です。

これまでにも食品の安全性については何度もここで書きました。食品添加物の見極め方。たとえば、漢字、ひらがなの原材料名はいいけれど、カタカナは要注意とか。そこから先は、もう消費者がそれぞれ勉強して自衛策をとるしかない。そして、悲しいことに、安いものには安いなりの理由がある。これが私の結論です。いいものは高い。しかし、高いからいいということにはなりません。(もちろん、例の高級ブランドの偽装などは、絶対に許せることではありません)

が、ものの本質は、それだけではありません。日本古来の食品には本来、調味期限のないものもあります。たとえば、味噌、梅干し、タクワン付け、羊羹などなど…伝統の知恵で生まれた保存食です。ところが国はなんでもかんでもそうしたものを管理しようと、一方的に実情を見極めず賞味期限、消費期限といったものを設定しています。これは間違い。そういう姿勢が消費者の知恵を奪い、印刷されたラベルだけを信頼するほかないところに追いやり、メーカーは偽装に走る。

それが野放しに近い保存料の投入を招き、結局、逆に食の危機をもたらす。核家族化で伝統の知恵が継承されずにいることもさらに拍車をかける。悪循環の果てが今回、今年の偽装につながっていると、私は思います。

一方で、技術の進歩は、さまざまなイミテーションの流行を呼んでいます。いくら、フカヒレ、ウミツバメの巣など高級な食材でさえ、プロでも見分けがつかないような模造品が出回っています。安易なグルメブームが、高級食材の高騰をもたらして、そこに目をつけた業者が模造にかかわる。

もう、誰が悪いという単純なお話ではないと思います。医食同源…の原点に立ち戻って、ひとりひとり、自分が口にするものについて、正確な情報を持つこと、何がよくて、何が悪いのか、日々、研鑽を積むこと。今年ほど、この重要性を再認識した年はありません。みなさんはいかがだったでしょうか?

また、ご意見などあれば、お寄せください。一方通行ではなく、いろいろ考えていきたいと思います。

今年もご愛読、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
それでは、よいお年を。



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