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月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム5月号 ■
「医は仁術」

 先日、姫路にある石橋内科のお招きで講演をさせていただきました。創立40周年の記念イベントで、ここは地域のみなさんに密着した医療を提供していて、大変評判のよい病院です。今回、そちらで学んだことのあれこれをご紹介します。

ひとことで言えば、やはり「医は仁術」なのだということになります。患者を思いやる心。これがここのモットーでした。

 姫路の石橋内科の医院長・石橋悦次さんとは、もう7年ばかりのお付き合いになります。今回お招きをいただいたのは、創立40周年の記念の催しでした。

病院の調理室で実際に私がフライパンを振り「鉄人チャーハン」を作り、いらしたみなさんに召し上がっていただきました。大盛況で、おかげさまで好評を頂戴しました。

この病院は、姫路のなかでも屈指の評判を得ています。その成功の秘訣は、といえば、医者・医療とはなにかを一から見直していること。

ともすれば、「お医者様」という言い方が物語るように、医師は雲の上から患者を見下し、患者は医師をあがめ奉るところがあります。

石橋さんも25年間、大病院の勤務医のときはそうだったといいます。どこかに治してやるという気持ちがあったと告白します。

 が、それではいけない。親の後を受け継いで、病院を引き受けたときに「どうすれば、地域に愛される病院になれるのだろう」と考え直したとか。

その結論は「患者の心の支えになること」でした。ハード(医療機器)は立派でも、ソフト(医療そのもの)が充実していなければ意味がない。そこに気が付いたのです。上から見下すのではなく、同じ人間として、むしろ下から健康を支えるのが使命だと。

それをモットーに40年、この病院はみなさんから愛され親しまれる施設になりました。言葉でいえば、これだけ。が、実際には180度、異なるやり方を貫くため、石橋さんはさまざまな努力を積み重ねています。

たとえば2年前、京都の一流ホテルを借りて、医師、看護士、調理師、事務員などなど病院で働く人々みんなに研修をしました。ホテルはサービス業のお手本です。お客様に喜んで頂く。それがすべてです。

その心得、実務、応対の方法、、、それらを現場で学んだのです。 だから、ここのみなさんは、ほかの病院と違って、みんな満面の笑顔です。すれ違う人みんなが笑顔に包まれています。

これは調理場に入っても同じ。実は、病院の調理場をあちこち見学したことがありますが、料理作りなのに、笑顔のないのが普通です。なによりも笑顔は優しさです。誠実の証です。

 今回、私がおじゃましてチャーハンを作るに当たっても、向こうのスタッフがわざわざ大阪までいらして、うちの店でリハーサルをしました。

これは大変なことです。が、そうした陰の努力は、やはり表に出ます。一生懸命やったという気持ちが伝わります。

そして、今回のイベントのなかで、以前、その京都のホテルでみんなで研修したときの模様のビデオが流れました。(病院がホテルで研修という話題をテレビ局が取材していたのです)私は、その地道な積み重ねがこうした形で実を結んだことに感激しました。

ふだん、私が心がけていること、つまり、料理は笑顔で作らないと、、、そのもっとも素晴らしいお手本がここにあったからです。

石橋さんは、昨年新たに「広畑センチュリー病院」を開きました。笑顔の輪が、医療の現場に広がっていくのは、なによりうれしい。心躍る春の一日になりました。

付記

 4月の上旬に高槻の松坂屋で私の個展と食品の即売会を行いました。みなさまに感謝申し上げます。陶器や掛け軸、カップなどの作品、山水画などに加えて、私が制作に携わっている食品、ボランティア活動をご案内しました。

今回の出展の様子の写真を添えます。ご来場頂いた皆様、関係者のみなさま、ありがとうございました。









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