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月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム1月号 ■
「日本の正月。中国の正月」

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、私のもうひとつの正月風景を今回はご紹介しましょう。もう、みなさん、よくご存じのように、中国では太陰暦をもちいるので、日本の新年にあたる正月は、二月になります。が、新年をあらたな気持ちで迎えて祝うということに違いはありません。
どこが同じでどう違うのか。今回はそんなお話です。

 中国の正月は太陽暦の二月。日本の正月から一月ばかり遅れます。が、同じ東洋ですから、基本的な風習は共通するものが少なくありません。

竈の火を落として、休める。これは日本も中国も同じ。ところが、日本のおせち料理のように作り置きして、三が日にいただくということはしません。

かわりに、大晦日に、鶏を丸ごと一匹(首のついたまま、首がないのは縁起が悪いとされます)蒸し鶏にします。そして、豚のバラ肉をゆでます。

最後に尾頭付きの魚を油であげて、この三種類の料理を先祖に供えるのです。

 これらはそれぞれ空、土、水の恵みを象徴しています。そのときに線香をそえます。これも三本。中国では三牲(サンセン)と呼び、真ん中は天の神、右側は土地の神、左側はご先祖様に捧げるということになります。

天、地、先祖に感謝を込めて、捧げものをしたあとで、それらをいただくことになるのです。すでに火は通っているので、塩や醤油で味付けをして、食卓に並びます。

 また、日本の正月あけには欠かせない七草がゆも、本を正せば、中国が発祥。冬場はどうしても緑色の野菜が不足します。

そこで、野草の七草をしっかりと食して、足りなくなっているビタミンCを補う。理にかなった食の風習です。

これらを併せてと、古来、日本人は、海外の文化を巧みに取り入れて、自分なりに消化するのに、長けていたことが見て取れます。

中国の鶏の首のついたものは、日本人にはそぐわないし、また、魚を油であげるのも、新鮮な魚に恵まれていた日本では、もったいない。それぞれを違うスタイルに昇華して、独特のお節を育んだのでしょう。

その一方で、七草の風習は、ちゃんと引き継いでいる。本当にすばらしい先人の知恵だと、いつもこの時期になると感心してしまいます。

 そうした先祖の知恵も、年中行事が薄れていくと、どこかに消え去ってしまいます。
年中行事の大切さは、ここにあると思います。四季折々、美しい日本を彩る年中行事、、、今年は、見直してみませんか?



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