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月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム12月号 ■
「書は精神の鏡」

 先頃、奈良国立博物館で「正倉院展」が開かれました。新聞社の仕事で訪ねてみました。さまざまな宝物はどれも聖武天皇の遺徳がしのばれるすばらしいものでしたが、なかでも私は「書」に魅せられました。

今回は、私の書について、お話ししたいと思います。書は人なり、、、でしょうか。

 今回の「正倉院展」に展示されていたなかでも、東大寺献物帳「国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)」は別格の趣がありました。

力強く、癖のない字で、お手本になるような見事な楷書。長い巻物ですが、一字の乱れもなく、端正に、丁寧に、真心を込めて書かれたのは、だれもが、感動するはず。

筆もよくない時代に、これほどの長大な文章を一糸の乱れもなく、書ききるのは、異常なまでの集中力、精神力が必要でしょう。

 もともと、私は字が下手でした。中学校の頃から、店のお品書きや看板を書かされていましたが、手本がなくて新聞をまねしていました。
だから、筆順も字形も自信がなくて、迷いながらの書き始めでした。

社会人になって、初めて毎日新聞にレシピのコラム「食卓の一品」を連載させていただきました。その時も、我流のまま。

ところが、ある日、高校時代の後輩の毎日新聞の学芸員から、「程さんは、原稿の字が汚い。読みにくい。締め切りを守らない、、、ダメだよ」と叱られました。そこで、これを機会に発憤して、勉強しました。といっても、実際に先生につかずにいました。そんな折り、京都の書道家に教えを請いに行きました。

先生はお手本をあげると、楷書、草書、行書、それにひらがなのいろはに、、を書いたものをくださいました。ここまでは自分自身で頑張ればできるはず、と。あとは、ヘン、ツクリ、カンムリなどを少しずつ覚えて、どうにかこうにか、書けるようになりました。もちろん、下手は下手のままですが。

 私はいまもってパソコンが苦手。どうも文字が無機質なのがなじめないのです。我流ででも筆の方が、自分自身を表せる気がしてなりません。

そして、料理人はお品書きをはじめとして、筆を持つこともひとつの修業と思い、ほんのわずかずつですが、練習を続けています。

知人の道場六三郎さんも、メディアに登場した頃は、悪筆でしたが、いまでは、立派な、個性的な書をお書きになります。どこかで習ったのでしょう。

書は精神の鏡。みなさんも年賀状だけでも筆で書いてみませんか。こころのたたずまいが変わりますよ。



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