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月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム3月号 ■
「餃子ミニミニ大百科」
 2月20日に大阪・梅田にオープンした「餃子スタジアム」が大変な評判です。
日本人の餃子好きが証明された格好ですが、今回は、日常的にもっとも親しまれている餃子について、起源からおいしいレシピまで御紹介します。題して「餃子ミニミニ大百科」。餃子の深い世界にご案内しましょう。



●歴史
馬蹄銀  そもそも餃子は、いつごろ誰が発明したのか?
古い文献をたどれば、それは春秋戦国時代にまでさかのぼります。

小麦粉で具を包むのが餃子とすれば、このあたりが起源でしょう。が、いまのような半円形の餃子が登場するのは、7世紀の唐の時代からです。

この時代の古銭、馬蹄銀の形を真似て、餃子の原型ができあがりました。

小麦粉の薄皮で豚の挽き肉、刻みネギ、シイタケなど包み、ひだを作って半月形にするのです。ウイグル自治区にはその頃の餃子の化石らしきものが発見されています。



●由来
  日本では餃子は日常の料理ですが、本来、中国ではお節料理にあたります。春節(旧正月・陰暦の正月)には必ずいただきます。

旧正月は故郷を離れて働いている家族が帰省するので、みんなで餃子を作って食べながら、新年を祝うのです。

餃子は「富貴」と「多子」(子供が多く授かること)をかついだおめでたい食べ物とされています。富貴については、さきほどお話しした馬蹄銀の形を模していることから。

そして、多子は、餃子の中国読みである「ジャオズ」という言葉が、子を授かることを意味する「交子」(ジャオズ)と音が同じであるためです。

●皇帝の餃子
真珠の粉  古来、中国の皇帝は、この餃子を好みましたが、中でもグルメとして有名な西太后(1835〜1908年)は、美容のために真珠の粉を餃子に入れたといわれます。

日本では焼き餃子が第二次大戦後に満州からの引き上げ兵によって、伝わりましたが、本来の餃子は水餃子または蒸し餃子です。

水餃子 今回の餃子スタジアムを紹介したテレビの番組の取材で、その水餃子を再現してみました。

といっても、餃子そのものは、大きくは異なりません。

ただ、食器については、皇帝しか使えなかった黄色のもの、また、箸は象牙に銀をあしらったものを用意しました。


●日本との違い
餃子  ニンニクを入れないのも、中国の餃子の特色です。日本では、具のなかに入れますが、中国ではタレのなかに薬味として添える程度です。

これも、いわば日本流のアレンジ。戦後の食糧事情が悪い時代、スタミナが出るとニンニクを闇市で使ったのが起源です。

確かにニンニクには体力増強の効果がありますから、これは理にかなうお話です。

●最後に、おいしい水餃子のレシピ
■水餃子 30枚分
水餃子の材料 ・材料 餃子の皮には、薄力粉50g 強力粉50g 水50cc ラード 自然塩
・具
(あん)
白菜大1枚100g ニラ1/4束 
豚挽き肉150g 干しシイタケ1〜2枚 茹でニンニクひとかけ
(皇帝風なら淡水真珠の粉末も
・味付け 酒大さじ1〜2 醤油小さじ1 自然塩、コショウ、ゴマ油

餃子と一口に言っても、一口で食しても、なかなか奥の深い料理です。ぜひ、焼き餃子以外の餃子にも注目して、一度、召し上がってみてください。発見があるかもしれませんよ。では、また、来月。


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