HOME
月刊薬膳コラム 医食同源の極意 薬膳料理レシピ集 薬膳実行度チェック 家庭料理教室
プロフィール スケジュール 舞台・音楽活動 ボランティア活動 低温殺菌牛乳普及会

月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム9月号 ■
「糖尿病」



 日本人の成人の6.3人にひとりが糖尿病、またはその「予備軍」だそうです。厚労省調査によれば、高齢化や食生活の変化で患者数は今後も増えて2010年には1千万人を越える見通し。すっかり国民病になってしまいました。

今回は糖尿病の予防法について考えてみます。きっとお役に立ちますよ。なにしろ、もうひとごとではありませんから。



 先日の新聞にも大きく報道されていましたが、厚労省調査によれば、国内で糖尿病になっている人は約740万人、可能性を否定できない「予備軍」と合わせると約1620万人にのぼる。

5年前の初調査に比べ予備軍を中心に計250万人増え、成人の6.3人に1人の割合になる。高齢化や食生活の変化で患者数は今後も増えて2010年に1千万人を超える懸念もある、とか。厚労省は大台を超えないよう、生活習慣の改善や健診を改めて呼びかけています。大変な事態ですね。



ちょっと、おさらいをしてみます。

糖尿病は、インシュリンの不足による糖代謝障害の結果,血糖値が高くなり尿糖の出る疾患。遺伝病ともいわれ,肥満,内分泌疾患などが原因とされる。

インシュリンが欠乏状態にあって,毎日インシュリン注射が必要なインシュリン依存型と,食事療法や運動療法,血糖降下薬の服用によってコントロールできるインシュリン非依存型に分けられる。

尿量が増し,喉(のど)がかわき,全身倦怠(けんたい)感が強く,陰萎(いんい、インポテンツ),不妊症,月経異常をみる。糖尿病性の神経痛,網膜炎,白内障や皮膚化膿症を起こしやすい。

治療が遅れるとアシドーシスや糖尿病性昏睡(こんすい)を生じ死亡することもある。診断は早朝空腹時の血糖値測定や糖負荷試験など。治療は一般に長期にわたる。食事療法を第一とし,なお血糖値の高い場合には症例に応じてインシュリン注射や,スルファニル尿素,ビグアナイドを内服する。早期に治療すれば予後良好。



 糖尿病は大変な病気です。神経障害、腎症、網膜症などの合併症につながり、心臓病や脳卒中にも関係するのです。

今回の調査を受けて、厚労省生活習慣病対策室は「バランスのよい食事や毎日の運動などを心がけて予防に努めるとともに、健康診断を受けて早めに治療を始めてほしい」と呼びかけていますが、私が今回一番驚いたのは、調査では“93.8%の人が「正しい食生活と運動習慣が予防に効果がある」という知識があったが、理解していても行動に結びついていないのが実情”という結果。

食生活を改善することが重要だとわかっていても、なかなかそれができない。

糖尿病は、典型的な生活習慣病で、通説では美食が原因といわれますが、贅を尽くした美食でなくとも、最近の外食はほとんどが糖尿病予備軍の後押しをするようなものばかり。

取り立てて美食家でなくとも、糖尿病に近づいていくものです。そして、「食生活に無頓着、無関心で、食べたいものを食べたいときに好きなだけ食べる」といったライフスタイルの人は要注意です。

バランスのとれた食事とは、一言でいえば、肉をとりすぎないことです。ところが、外食が多いとどうしても肉類中心のメニューになってしまいます。本来、日本人は魚と野菜で生きてきました。

が、戦後、洋食化が進んで、いまのように西洋人のスタイルに。肉の量の最低、2倍は野菜をとらなくてはいけないのに、なかなかできません。ただ、薬を飲めば治るなどという生やさしいものではないのです。「治す、治る」という気持ちを強く持つこと。それとお酒をほどほどに!

ぜひ、真剣に一度、私の「養生訓・薬膳実行度チェック」をご覧になってあなたの健康度を見直してみて下さい。



簡単に糖尿病対策をまとめてみますと。

○食生活の改善と運動
自己管理が大切。毎日、体重を計ることから、始めましょう。もちろん、電車、バスなどを使って移動するだけでも、よい運動になります。
 
○効果が期待される食材は、山芋など
中国薬膳では「山薬」と呼ばれ、漢方薬「八味地黄丸(はちみじおうがん)」の成分です。

粘りの成分であるムチンは細胞の若返りに効果があり、また、コリン、サポニン、アルギニンなどの成分は、内臓機能を強化します。黒いも、ごぼうもいいですね。生食でもいいけれど、炒める、揚げる、煮る、蒸すなど加熱した方がより効果があります。



 今回の調査では有病者に比べて予備軍の伸び率が3割と目立っていて、年齢別では、有病者は60代男女、70代以上男性を除いて減少傾向なのに対し、予備軍は男性は50代以上、女性は30代以上に増加傾向がみられました。

同年代を男女で比較すると、有病者は男性、予備軍は女性が多い傾向だそうです。 若いからと言って、大丈夫なんて過信しては絶対いけませんよ。いまから、若いうちから食生活をしっかりと正しくする、そんな意識を持ってくださいね。健康は人のためではありません、あなた自身のためですよ。


| HOME | 月刊薬膳コラム | 医食同源の極意 | 薬膳料理レシピ集 | 薬膳実行度チェック | 家庭料理教室 |
| プロフィール | スケジュール | 舞台・音楽活動 | ボランティア活動 | 低温殺菌牛乳普及会 |