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月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム9月号 ■
「夏ばて解消に、“スタミナ料理”は効くのか?」

 今年も、まだまだ、暑い日が続きます。地球温暖化の影響はヨーロッパでは、大変な水害となって現れましたが、ここ大阪でも、連日の高温は、まさに、記録的。

昔は33度ともなれば、猛暑といわれたものが、最近は、体温を超える日も少なくなく、37度という声を聞いても、ただただ、うんざりするばかり。皆さんは、夏ばてはしていませんか?

さて、夏ばてにはスタミナ料理。といわれますが、本当に、薬膳から、あるいは栄養学からみて、スタミナ料理は有効か。今回は、このお話です。



 まず、スタミナ料理といわれて、思い浮かべるのは、焼き肉、うなぎ、レバー。これらには、動物性蛋白質が多く含まれていて、アミノ酸のもとになり、エネルギーに代わりやすいので、疲れたときの回復には、即効力があります。

ですから、焼き肉を食べて、夏ばて解消は、本当です。

 また、うなぎには、疲労回復にきくビタミンB1、粘膜を強化、体力を回復するビタミンA1が含まれています。
焼き肉

ぬめりはスタミナ料理

 さらに、うなぎやどじょう、なまこなどの粘質物には、グルクロン酸やコンドロイチンが含まれています。
グルクロン酸には、肝臓の働きを活発にして、体に有害なものを体外に排出する働きがあり、コンドロイチンは細胞を若返らせ、疲労回復にききます。

粘質物は、わかりやすくいえば、“ぬめり”。ほかにも、フカヒレ、くらげ、山芋、オクラなどに含まれています。
ぬめぬめしたものは、スタミナ料理といえるでしょう。



  大切なことは、焼き肉を食べるときに、どれだけ、一緒に野菜をとるか、なのです。食物繊維をたっぷりととることが重要。

さらにいえば、肉は赤身を中心に、できれば脂身は避けた方が賢明です。脂肪分は生活習慣病の原因ともなるからです。レバーがいいのは、ミネラル、ビタミンが豊富だから。

野菜類を見た目の分量で、肉類のおよそ2〜3倍をとること。これがいいでしょう。
野菜はたっぷりと

  いまから、2000年以上も昔、儒教の祖の孔子(BC551〜479)が、「肉や魚は飯の量以上には食べない」 と同じようなことを語っています(「論語」)。
中国では古くから知られていたわけで、実際、現代の科学でも裏付けがとれるのです。

スタミナ料理、大いに結構。でも、ビタミン、ミネラル、植物繊維も一緒に補給することを忘れずに。



 さて、では、一番、よいスタミナを付ける食事とは、なんでしょう。
いま、お話ししたことに加えて、香辛料を積極的にとることです。

にんにく(おろしにんにく)をタレにまぜるのも、いいですね。隠し味に、おろしショウガを入れたり、ほかに、ラー油、トウバンジャン、タバスコ、一味、七味、粉山椒などなど。

これらを加えると、いずれも、味に奥行きがでること。消化器が刺激されて活発になる。殺菌作用があるので、食中毒の予防にも効果がある。ビタミンの吸収率が高くなる。毛細血管が開いて、血行がよくなり、心臓病や冷え症にもいい。
とにかく、良いことづくめです。

ぜひ、香辛料などを活用して、一刻も早く、夏ばての解消をはかってみてください。
もうすぐ、たのしみな食欲の秋ですよ。



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