HOME
月刊薬膳コラム 医食同源の極意 薬膳料理レシピ集 薬膳実行度チェック 家庭料理教室
プロフィール スケジュール 舞台・音楽活動 ボランティア活動 低温殺菌牛乳普及会

月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム3月号 ■
「このページにいただいたご質問にお答えしようと思います」

 今月の薬膳コラムは、このページにいただいたご質問にお答えしようと思います。 「化学肥料が多く使われているけれでも、野菜の皮まで食べてもいいんですか?」お答えしましょう。


ご質問ありがとうございます。頂戴したのは、以下の文面でした。

Question 「野菜の皮について」


 程さん、こんにちは。「小学生の料理実習を参観して〜」を興味深く読ませていただきました。 その中で、「野菜の皮を剥いて捨てているのがもったいない」と言うご意見がありましたが、私も皮を剥いて捨てている者の一人としてそのわけを聞いていただきたくてメールしました。 小学生の料理実習を参観して〜

 確かに、化学肥料が使われていなかった昔なら皮も一緒に料理したほうが、栄養的にも経済的にも優れていたと思います。 しかし、化学肥料が蔓延している昨今、特に根菜類は土中にて育ちますので、とくに土に触れている皮の部分がその影響を受けやすく、そのため皮は出来るだけ厚く剥くようにと、生協の勉強会で教わりました。もちろん無農薬で育った野菜には当てはまりませんが、無農薬を詠っていても土壌消毒はたっぷりしてあったりと、本当に油断もすきもありません。

皮がつるつるしている?
 最近当たり前のように売られている皮がつるつるしている人参などは土壌消毒をしている証拠なんだそうです。そうでなければ、もっとごつごつしてつやが無い物が出来るそうです。(農家の方に聞いた話です)

 私も昔は、雑誌などに載っている節約メニューを見て、根菜類の皮のきんぴらなど捨ててしまう部分を使ってのお料理を大変興味深く見ていましたが、長男がアトピー性皮膚炎になり、それからいろいろと勉強会に出たりして、人間の体は食べ物から作られていくのに成長期の大切な時期に、残留農薬たっぷりの皮付き野菜を食べさせていたのかと本当にビックリしました。

 それからは出来るだけ、出所のハッキリしたものを選んで買うようにはしていますが、中々すべてのものをそろえるのは無理な話で、自己防衛として皮を厚く剥くなどという手段をとっています。

 しかし最近、新聞報道にも見られるように、産地の偽装や品質表示に偽りのあることが多く、消費者としては、何を信用したらいいのか、本当に困ってしまいます。
出所のハッキリしたものを買おう

 表示を全面的に信用して買うことができるように早くなってもらいたいものです。



Answer ご質問のポイントは、、、
「野菜の皮を剥いて捨てているのがもったいない」との私の意見について、
「化学肥料や残留農薬の心配はないのか?」という点でした。


 この方のおっしゃることは、まさにその通りです。確かに、現状で、化学肥料や残留農薬が野菜についているのは、事実だと思います。 ですから、購入の際に、できるかぎり、出所のはっきりしたもの、無農薬のものを選ぶのは、当然のことです。 農薬について、たとえば、生産農家では、自分たちの食するものと、出荷のものを分けて生産していることからも、これが事実だとうかがえます。

よく噛んで・・・
 ところが、この種の安全性の無農薬野菜は、全体から見れば、生産されている量も種類もほんのわずか。とても多種多様な料理を作り切るには至りません。実際の問題として、無農薬やそれに準じた野菜だけで食生活を送ることは、かなり困難です。

 そこで、選択しなければならないわけです。農薬の危険性と、食材の栄養、種類のどちらをとるか?

 わたしは、こう考えています。農薬などの有害な物質を体に入れない方法は、ひたすら、よく噛んでいただくこと。32回噛んで食べましょうという、私の提案の真意はここにあります。

 唾液には、28種類の抗ガン性物質が含まれているといわれます。食物に、この効果のある唾液をよく混ぜ合わせることで、毒素を、かなり軽減できるのではと。強力な発ガン物質さえ抑え込んでしまう唾液の力を信じているわけです。


 一物全食(いちもつぜんしょく)は、薬膳の基本であり、また、栄養をしっかりと摂取する上では欠かせないことです。

 そして、もっと大事なことは、「旬」のものをいただくこと。季節外れの食材は、値段も張る上に、なんらかの人工的な栽培によって、できあがっています。奇妙にそれらを珍重するより、人間の心と体のサイクルにふさわしい食材を神様が用意してくださっていると考えて、できる限り、旬のものをとることが重要だと思います。
一物全食が基本

 もちろん、これは私個人の考えですから、異論もあるとは思います。いずれにしても、口にするものに、最大限の注意を払うことに変わりはありません。


信じられるお店で、購入する
 そして、もうひとつ、最近の食の問題について。狂牛病をきっかけに、食肉の偽装ラベルがクローズアップされました。人の健康にかかわることなのに、これは、言語道断。一連の偽装工作に対して、消費者として、対抗するすべは、ひとつしかありません。信じられるお店で、購入すること。これだけです。

 検査をどんなに厳しくしても、抜け穴は残ります。政府の対応を待っているだけでは、問題は解決しません。わたしは、これは最終的には売り手の良心にかかわることだと。では、信用できる店とは、、、やはり対面販売の店舗でしょうね。人と人が顔を合わせて、ものをやりとりする。この基本に忠実なお店がよいと思います。

 食の問題が、日毎に大きくなっています。みなさんも、ひとりひとりが自分自身のためという覚悟で、考え直してみてはいかがでしょうか。



戻る



| HOME | 月刊薬膳コラム | 医食同源の極意 | 薬膳料理レシピ集 | 薬膳実行度チェック | 家庭料理教室 |
| プロフィール | スケジュール | 舞台・音楽活動 | ボランティア活動 | 低温殺菌牛乳普及会 |