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月刊薬膳コラム
■ 程さんの月刊薬膳コラム2月号 ■
「小学生の料理実習を参観して、日本の未来が見えました」

 私の孫の悟(さとる)は小学4年生です。文部省の新しい学習要領に基づいて、さまざまな教科の垣根をこえて学ぶ「総合科目」の一環で、この悟のクラスでは、カレーライスを作ることになりました。

 ただ、料理をするだけでなく、たとえば、カレーの歴史の研究発表があったり、また、いろいろとアンケート調査を試みたり、なかなか楽しい授業のようだったので、私も参観に行きました。


牛肉、鳥肉、ベーコン
 クラスは、6人ひとチームで6班、全部で36名です。それぞれ朝の9時から仕込みをはじめ、大きな模造紙にレシピを書いて、前に張り出します。これも勉強です。そして、本番の実習は、材料を切ることから。

 じゃがいも、にんじん、鳥肉、牛肉、ベーコン、たまねぎ、にんにくなどなど。どんなカレーにするのかも、子供たちにまかされています。ところが、手順は、みんなどのチームも同じでした。

 1皮むき、2具を炒める、3湯を沸かして材料を入れる、4火が通ったところをみはからってカレールーを入れる。さて、試食。同じように作っているのに、味はやはりさまざま。不思議といえば、不思議です、ね。


 そして、私がこの料理実習を見ていて感じたのは、全員がにんじんやじゃがいもの皮をむいて、捨ててしまっていたこと。こうした野菜は、実は、皮のすぐ下のところに成長ホルモンがたくさん含まれていて、とても栄養があるのに、それを捨てているのです。ほんとうに、もったいない!

 それに、みんな沸いたお湯に、材料を入れている。どちらもおかしいのです、料理人から見れば。これは、きっと家庭でおかあさんがそうしているから、子供たちも、同じようにしているのだと思いました。
たまねぎ、にんじん、じゃがいも


 さらに、包丁がちゃんと使える子が少なかったこと。みんな、包丁を材料の上から押さえつけて切っていたのです。これは正しくありません。 包丁は、肉や野菜のときは、押しながら滑らせて、魚の時は逆に引いて切るのが正しい。これも料理の基本です。36人のうち5人ばかりの子供たちが、ちゃんとできていました。

カルチャーショックだという方も・・
 どちらも、おかあさんのやり方を見て育っているからだと、私は納得したので、ちょっと僭越とは思いながら、いい機会なので、先生に無理を言って、来席していたおかあさんと子供たちのために、即席で料理教室をさせてもらいました。

 予想通り、おかあさん方も驚いていらっしゃいました。正直なところ、カルチャーショックだという方もいらっしゃいました。


 そんな風景を見ながら、わたしは、きっと日本中の標準的な家庭では、同じことなのだろうと痛感したのです。おかあさんが間違っていると、子供たちも間違う。当たり前のことですが、実は、ここには、大きな問題が潜んでいると思います。

 いまの日本の混沌も、突き詰めていえば、リーダーがしっかりと正しい道に導かないから、いろいろな問題が巻き起こるのではないでしょうか?家ならば親、会社なら社長(例の食品メーカーのまったくモラルの欠如した不正、詐欺も)、それに政治家たち。


 みんな、上にたつ人たちおかしいから、すべてが狂ってしまう。これは、言い過ぎでしょうか?すべてに“心”がないのも問題です。結論をいえば、21世紀は女性とこころの時代だと考えます。このふたつが大きなポイントだと。


晴れ晴れとした気分の一日でした
 が、なんといっても、36人のうちの5人は、大丈夫、そう考えると、少し希望が湧いてきました。大丈夫、まだまだ大丈夫、ちゃんと5人はしっかりと“正しいこと”が伝わっている、と。

 それに、みんなにこにこ、笑顔で興味津々で料理を作っている姿をみて、晴れ晴れとした気分の一日でした。


さて、せっかくなので、おいしいカレーの作り方を。

、材料は一口大に切って、皮はそのまま。
、カレールーは、異なるメーカーのものをブレンドして。できれば、白っぽいものとくろっぽいものを組み合わせる。
、根を食べる野菜、つまり、じゃがいも、にんじんなどの根菜は、鍋がまだ、水のときからいれます。地上の部分を食べる野菜は、柔らかいので、湯が煮立ってから。こうすると、すべての野菜にまんべんなく火が通ります。
、そして、みじん切りにしたにんにくとお肉(これは鶏でも牛でも豚でも、シーフードでも)をフライパンで炒めます。最後に、牛乳か生クリームを入れるとコクがでます。
、さらにグルメの方は、カレーパウダーをいただく直前に振りかけると、風味が増します。

ルーだけをつくりおきしておけば、なかに入れるものしだいで、いろいろなカレーが楽しめますよ。ぜひ、お試しください。


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